兵庫県立尼崎総合医療センターの内覧会でした

　先日19日、開院前の新設病院「兵庫県立尼崎総合医療センター」の内覧会に
参加しました。
　尼崎市内障害者関連団体連絡会を中心として、病院側と障害者に配慮した
病院になるように、これまで何度も話し合いを続けてきました。

　様々な要望をしてきたことで改善されたことや、残念ながら叶わなかった
ことがありますが、開院後も引き続き話し合いを続けていく中で、さらなる
改善を期待したいと思います。

　精神障がいの支援を行う当法人としては、尼崎市精神障害者家族会連合会
とともに精神科救急を熱望してきましたが、救急はもちろんのこと、精神科
の外来診療さえも叶いませんでした。

　近隣に精神科救急があるだけで、地域で暮らす精神障がい者やその家族が
どれだけ安心して日常生活を送れるのかを、なかなか理解してもらえない現
状をはがゆく思います。

　ただ、要望の中で「身体合併症をもつ患者に特化した医療の提供」という
診療機能が打ち出され、精神病床が8床設置されたことは、今後の精神科救急
や外来診療につながる成果と考え、引き続き、精神科救急と外来診療の実現
を目指し、活動していきたいと思います。


◆せっかくですので、病院内を一部紹介します。
※精神病床です。個室4室、2床室2室の合計8床です。
　これは個室で、右奥が専用トイレです。
※こちらが2床室です。窓があり、かなり明るい印象でした。
※ヘリポートです。二度と入れないでしょうね。
※吹き抜けにある庭園です。ライオンズクラブからの寄贈だそうです。
※西棟と東棟をつなぐ廊下にあるシースルーのエレベーターからの
　眺めです。
※外来で利用される場合は、この端末を一人一人持って動きます。
　診療時や清算等、すべてこの端末にメッセージが流れます。